この3月いっぱいで引退が決まっている秋田地区のキハ48形クルージングトレイン。元は初代リゾートしらかみ青池編成の両先頭車を臨時列車や団体列車に活用しているものですが、さすがに改造してからも26年が経っていますし、製造からも50年近い車両なので引退することが決まりました。この車両はもう何度も乗ったのですが、子どもと二人で乗り納め、恐らくこの春から高校生になる3番目とも最後の親子鉄をしにいってきました。3月19日は秋田から弘前までを奥羽本線経由で往復、弘前からは弘南鉄道弘南線の団体列車に乗り平賀車輛基地を見学。見学ツアーの様子はまた後日アップします。
ありがとうクルージングトレインと題してラストランツアーが毎週実施されていますが、こちらのサボが使われているよう。ステキなデザインですね。正面からクルージングトレインを見たデザイン。サンキュー&グッドバイが泣かせます。。
さて列車は9時35分に秋田駅を出発。今回は前述の弘南鉄道ツアー組と弘前観光組がそれぞれ1両ずつに乗車したので全員で60名くらいだったでしょうか?ほぼほぼ全員が入線時の写真を撮り旅行へ出発!車両基地見学ツアー組はさすがに鉄道ファンがほとんどのようで、それ以外の方は観光ツアーに参加したのでしょう。
クルージングトレインは元々初代のリゾートしらかみ。このように通路から一段高くなっているため座席からの車窓もとてもよく見えます、窓自体が大きいのでかなり開放的な印象が。また室内灯も直接見えずに間接照明のようになっているのでとてもおしゃれ。これが登場時(1997年だったはず)からのスタイルであれば当時としてはかなりスタイリッシュなデザインだと言うことでしょう。だから今日まで運転されてきたのかな?
窓の解放感はこんな感じです。一緒に乗った和くん(3番目で春からは高校生)も大きいね、長めがいいねと感動してました。覚えていないかもしれないけど小さい頃はかなり乗ったんだよー、この車両に。そして座席と座席の間が広いのがいいですね。足を延ばしてもぶつかることもなければリクライニングシートを倒しても邪魔にならない。さすがはリゾート列車です。
もう一つ特徴的なのは全面展望。展望スペースがあり子どもたちが小さい頃はよくここから前を覗いていたものでした。今回のツアーでは恐らく動画か写真を撮影?される方がいたため行けませんでしたが、できれば交代でいろいろな方に譲ってほしかったな。共有スペースですからね。
途中駅ではみなさんがホームで撮影するようで展望スペースは誰もいなくなりました。リゾートしらかみ時代はこのスペースで語り部だったり津軽三味線の生演奏だったりいろいろな活用がされたようです。3月ももうすぐ終わり。あと数回ありがとうクルージングトレインツアーがありますが、最後は慣れ親しんだ五能線を走るようですね。天候がよいことを祈ります。
最後までたくさんの方を乗せて楽しい旅を演出してください。
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