青森から秋田経由で舞浜へ直行する便利な団体専用列車、それが583系を使用した「わくわくドリーム号」。
いつから運転されているか定かではありませんが、ここ数年は毎年8〜10回程度運転されています。
取扱は「JR東日本のびゅう」のみ。ネットやびゅうの窓口などで予約が可能。
行程・ワンポイント
何といってもポイントは東京ディズニーリゾートがあるJR京葉線の舞浜駅に直通するということ。
僕らのような地方に住む者にとっては大きな荷物をもって都内を移動するのは大変、また車で行くにも時間がかかります。
そんな時舞浜駅まで行くわくわくドリーム号は最適。
金曜日の夜に出発し、土曜日の朝に舞浜到着、丸1日ゆっくり遊んで土曜日の夜に舞浜を出発、翌日曜日の午前中に戻ってくる行程となります。
秋田駅を出発する583系わくわくドリーム号と記念撮影。
秋田駅には20時29分について37分に出発。その間十分に記念撮影ができますね。
みるからにわくわくしそうなヘッドマーク。本当なら東京ディズニーリゾート直通なのでディズニーキャラクターなどが描かれればよいのでしょうが、そこはディズニー。肖像権などで無理なのでしょうかね。
秋田で行先「舞浜」とみられるのは新鮮です。
秋田からは羽越本線経由、上越線経由、大宮から武蔵野線経由、西船橋から京葉線に入り舞浜まで向かいます。団体臨時列車だけあって結構あちこちで停車しますね。これは通常のダイヤを縫って走るので仕方がないのでしょう。
ちなみに帰りの写真です。通常は臨時とだけ書かれているのですがたまたまか「わくわくドリーム号青森」とありました。
これは鉄道ファンとしては嬉しい!
なお秋田を過ぎると添乗員が乗務します(秋田以北から乗る場合は指定の寝台に乗って添乗員が来るのを待ちます)。
その後、添乗員さんが人数確認と事前に下記のものを配ってくれます。
◆人数分のパークチケット
◆ホテルサンルート東京での朝食券
◆ディズニーリゾートのパンフレット(パークガイド)
◆わくわくドリーム号のワッペン
ワッペンは団体旅行者であることがわかるように目立つところに貼るということでした。
遊ぶところ・みどころ紹介
かかった金額
この親子鉄旅でかかった費用内訳は次の通りです。
- パック代金:大人29,700円、中学生〜高校生28,800円、4歳以上小学生20,300円、添寝幼児料金6,000円
往復の旅行費用と1日パスポート代金が含まれています。今回は大人、小学生、幼児だったので56,000円 - 車内で食べるお菓子、翌日の朝食、飲み物で約2,000円
- パーク内での飲食(昼食、夕食)やお土産などで30,000円
列車ガイド(583系の車内ガイド)
それでは気になる車内のガイドです。
一部ファンの間では片側が寝台で片側が座席になっているという噂がありましたが、今回乗車した際は全て寝台がセットされていました。
583系は上中下の3段式寝台電車。一番広いのが下段となります。
ご覧のような寝台スペース。幅は十分にありますが、高さがありません。
ハンガーもついているので服をかけることはできますが長いコートなどは難しいでしょうね。
下段の中はこんな感じ。
窓側に隙間があるのでここでようやく普通に座れる感じですね。
中段のベッドがあるので通常は座るよりも寝ていないときつい体勢になるかもしれませんね。
こちらは中段。
今回は大人と小学生が下段で、幼児を添寝で申し込んだのですが、粋な計らいか幼児のために中段を用意してくれておりました。
子どもたちにとっては上に登ったり下に降りたりで楽しんでいた様子。
なおディズニーリゾート行きの団体列車なので利用者のほとんどは家族連れや友達同士。
なので車内も秋田駅出発のころまではそれなりに動きもあるしにぎやかでした。
22時を過ぎたころから静まり返って皆さん就寝したようですね。
ちなみに気になる上段。
これだけのスペースしかないので大人が寝ることはかなり難しいでしょうね。
小さな子どもならスペース的にはOKですが、寝相が悪くて落ちると怖いので我が家の場合は下段に子どもたち2人で寝てもらいました。
車内の設備はよくあるB寝台車。
和式トイレが2か所、洗面所が2か所ついています。トイレが洋式であればもっと利用しやすいのでしょうがそこは古い車両なので仕方ない。
洗面所も結構広いですね。
ディズニーリゾートの地図
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